ひびいろ

"日々"の"色々"を綴ります。カメラ関係のお話がメイン。

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SNS上の数字なんて…という書き殴り

先日絵描きの友人と話したとき、彼のTwitterアカウントの話になった。

 

アップされているイラストはどれも素晴らしいのだけれど、彼いわく、「絵描きは1万フォロワー超えてきたあたりから本番。そういう意味では自分はまだまだ」らしい。そう話す彼はなんとなく辛そうだった。

 

私はTwitterアカウントを持っていた頃から常々、とりわけ写真・イラスト等の創作界隈でフォロワー数やいいね・RT数を重視する風潮に疑問を感じていた。

まるでフォロワー数の多い人が界隈を制しているかのような、いいね・RTがたくさん付いている作品こそが至上とされているような、そんな風潮に。

 

私が見てきた限り、いわゆる「SNSで人気のある創作界隈の人」は以下のいずれかに分類されると思う。

 

  • 誰の目から見ても純粋に作品がすごい。技術的な面は当然として、その人にしか出せないような世界観がある。
  • 作品に突出したところは無いものの、技術的な解説等の有益な情報が発信されており、作品もそれを裏付けるものとなっている。
  • 作品は並だが交流力がある。「内輪」の範囲がものすごく広い。
  • フォロワーやいいね・RTをカネで買って、さも自分が人気者であるかのような虚像を作り出す。

 

とりあえず創作する側の立場として目標とすべきところは、純粋に作品が評価されている1番目だろう。

作品が評価されて周囲からの反応も得られる。SNSで気軽に作品を発信出来るこの時代において、恐らく一番望ましいあり方。

 

2番目・3番目は作品の力量というよりも、マーケティング力・営業力・コミュ力の問題に近い。

なのでたくさんフォロワーいようがたくさん反応数があろうが、実際の作品の巧拙に直接リンクするものではないケースが多い。

 

4番目は知らん。勝手によー分からん怪しい業者に無駄なカネ落としてつまらん虚栄心でも満たしててくれ。

 

 

フォロワー数や反応数を価値観の中心に置くと、この辺りを見誤る。一例を挙げてみよう。

 

例えばこの写真。

f:id:mathact7560:20190329121329j:image

iPhoneのカメラ誤動作で撮影されていたもので、気付いたらカメラロールに入っていた。

要するに何の意図もないし、作品ですらない。まあどこからどう見てもブレブレですわ。

 

次にこの写真。

f:id:mathact7560:20190329121632j:image

ネコチャン(かわいい)

一応、バックの花とどう一緒に撮るかだとか、絞りはどうだとか色々考えて撮ってた。もちろん手ブレなんかしてないしピントも合ってる。

 

さて、両者を比べれば間違いなく後者の方が写真として優れている。

しかし、1枚目の写真をアップした人の方が、2枚目の写真をアップした人より多くのSNS上の反応を貰うということは往々にしてある

 

理由は色々あるけれど、例えば数字は極論カネでなんとかなるので、1枚目の写真をアップした投稿に対していいね等を買えばいい。

また、知らない人より内輪内でいいね等が行われるケースが多いので、内輪の範囲が広ければ広いほど当然反応数は増える。

そんな感じで、作品に対する反応というよりは、そのバックにある人的結合関係とかの問題だったりもする。

 

要するに、SNS上の数値をもって純粋な作品の巧拙・価値をはかることはほぼ不可能に近い。なぜならそこには作品以外の要素がかなり多く絡んでくるから。

 

だからこそ、反応数のみを持って「自分の作品が評価されていない…」と思うのは早計であり、そんな辛い考え方は捨てた方が幸せだと思う。

 

単純に反応数が欲しい人は営業やマーケティングの勉強でもして試行錯誤しながら上手く軌道に乗せていけばいいし、創作を楽しみたいだけならSNS上の数字なんて気にする必要がない。欲張りなら両方やればいい。

 

よく「こんな作品のレベルなのになんでたくさん反応貰えてんのwww」みたいな愚痴も見たけど、それこそ数字に振り回されているとしか言いようが無い。作品のクオリティが並だったとしても、たくさん反応が貰えるというのは営業等が上手くいってる証なので、それはそれで素晴らしい才能なわけですよ。

 

どう取り組むのが良いとか悪いとか、その人の価値観による部分が大きいところについて善悪的な話をするつもりはない。

けど、自分のスタンスを明確にして、数字に振り回されることなく創作意欲を保ち続けることこそが、創作する人々がSNSに取り組むにあたり一番必要な心構えだと、少なくとも私は思う。

 

どうしてもSNSの反応を気にしてしまう、生き辛い創作者の皆様に幸あれ。

 

しかしまあ、仕事で数字求められたらみんな嫌がるのに、SNSだと急に数字求めるのなんなんですかね…謎は深まるばかりです。