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理想のシステム実現へ!!Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)をお迎えしたのでレビューとか。

舌の根も乾かぬうちに、とはこういうことを言います。 

というわけで残るは大三元の望遠ズームのみとなりました。早くお迎えできるといいなあ…_(:3」 ∠)_

今度は本物!AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDをお迎えしたのでレビューとか。 - やをなむ

 

いや、これ書いたとき実はもう心に決めてたんです。近々絶対に望遠ズームは換えるぞと。 

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というわけで紆余曲折を経て(?)Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)をお迎えしたので、購入に至るまでの経緯や作例等を踏まえたレビュー記事です。

 

 

 

購入の理由は80-200mmに限界を感じ始めていたこと

当ブログをお読みの方はご存知のとおり、手元にf/2.8通しの望遠ズームレンズがなかったわけではなく、かなり古いニコン純正のものを持っています。 

www.yawo76.net

 

古いとはいえ、開放から普通に使えるので描写性能には全然問題がないこのレンズ。

 

が、そうはいっても手ブレ補正は当然ないので夜景はおろか、昼間でもシャッタースピードが稼げないとブレを防ぐためにそれなりにISO感度を上げる必要があります。

また、AFもかなり遅いので動きモノは無理ですね…。あと、雨降られると壊れるかなあという心配も。

D810の性能を引き出すにはやはり望遠ズームも最新のものにする必要があるなあと、使う度に思っていたのもまた事実です。そんな感じで最近あまりこの望遠ズームを持ち出さなくなっていました。

 

が、先日外ロケ案件がありまして。外ロケって基本的に望遠ないと厳しいんですよね。で、いっそそれにあわせてIYHHHHHしてしまえ!!というのが今回の大まかな経緯です。

 

 

純正にするかタムロンにするか

で、どのレンズにするかというお話になりました。

候補としてはNikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR Ⅱ(純正旧型)

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II フルサイズ対応

 

Nikon AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR(純正新型)

Nikon 望遠ズームレンズ AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR フルサイズ対応

 

Tamron SP 70-200mm F/2.8 Di VC USD G2 (Model A025)の3本。

TAMRON 大口径望遠ズームレンズ SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 ニコン用 フルサイズ対応 A025N

 

純正新型はとにかく評判が良く、純正の安心感があります。実際に触ってきたんですけど、AF速いしズームリング周りに付いてるフォーカスロックボタン便利だしで大変魅力的でした。。

しかしいかんせん高い!!!完全に予算オーバー(手元のレンズ売却して得られる資金分)だったので諦めることに。

 

そして候補は純正旧型かタムロンのどちらかになりました。

これもまた結構悩んだところで、純正旧型は古くなっているものの描写は第一級、そしてこちらも純正の安心感があります。純正が良いのは24-70mmで思い知ったので、旧型でも純正買うメリットはあるなーと思いつつ。

 

一方のタムロン。かなり最近発売されたレンズで設計も新しく、カタログスペックの上ではあらゆる点で純正旧型より性能が上です。しかも値段もお手頃。

 

悩みに悩み、最終的には店員さんに相談してみました。

 

店員さんいわく、純正旧型もいいけどそれ以上にタムロンが頑張っているからこのレンズは本当にオススメだと。

そこまで言われたらもはや悩む余地なんてない…!ということでタムロンにしました。

 

ちなみに購入したのはフジヤカメラさんの中古品。中古の価格相場調べたんですけど、こちらが一番お安かったです。

距離計の上に保護シール付いてたレベルだったので、ほとんど使われないまま売られてきたのかなー。すごく状態が良い中古品でした。

 

 

外観とか

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D810に装着しました。

それなりに長さ・重さがあり、バッテリーグリップまで付けたら3キロくらいありますかね。とはいえ、望遠ズームなのでそのあたりは平均的な感じ。

 

奥がズームリング、手前がピントリングです。

ズームリングが先端にあることで、ズームリングを操作しながらでも安定感は高いです。

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個人的には新SPシリーズのデザインがすごく好きです。マウント部のルミナスゴールドのリング、高級感があって良いですよね。

手前にフォーカスリミッター・AFとMFの切り替えスイッチ・手ブレ補正のスイッチ・手ブレ補正のモード切り替えスイッチが付いています。

 

 

とにかく良く写るしボケが綺麗

さて、実際の作例とレビューに移りましょう。

なお、いずれの画像もLightroomでJPEG化していますが、調整済みである旨を明記したものを除き、それ以外のパラメータは一切いじっていない撮って出しです。

 

まずはこちら。テレ端・開放での撮影です。

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開放なのでそれなりに周辺減光はありますね。

ピント面はしっかりと解像しており、前後のボケもなだらかです。

 

こちらはわずかに絞っています(f/3.2)。

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開放あたりはよくよく見ればちょっと緩いかな?って気もするのですが、写りが悪いという緩さではなく、タムロンらしい柔らかい印象。

 

【レタッチ済み】

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これも開放ですね。右目にピントを合わせています。

タムロンのレンズが作り出す柔らかい雰囲気って女性のポートレートなんかには最高だと思います。もちろんこのレンズも例外ではなく、外ロケのデータ見返しながら「あーやっぱりいいなー」って思いました。

 

なお、絞れば当然解像します。こちらはf/11まで絞ったもの。

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ただ、ここまで絞るとちょっと回折が始まってきてるかな?

f/8あたりがベストかもしれませんね。

 

 

手ブレ補正は最高レベルかも

このレンズには通常のモード(mode1)・流し撮り向けモード(mode2)・補正効果を優先してシャッターを切るときだけ補正されるモード(mode3)があります。手ブレ補正効果は最大でなんと5段分!!

 

200mmで手ブレしないとされるシャッタースピードは1/200秒程度。

となると、計算上は大体1/15秒くらいなら止まるかなという感じ。というわけで、200mm・シャッタースピード1/15秒で手持ち撮影に挑戦しました。

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合焦面を拡大すると…

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ちゃんと止まってる!!!!!!

ちなみに限界まで挑戦したところ、1/8秒くらいまでなら止まるときは止まるという感じでした。

 

これだけ強力な手ブレ補正なら望遠ズームなのに手持ちで夜景も撮れますし、ちょっと絞りたいときにシャッタースピードが落ちても全然問題なさそう。これは撮れる幅が広がるぞ…!!

 

 

AFはかなり速い&正確

一般的に、サードパーティ製のレンズはAF性能が劣るとされています。ピント位置のズレ(前ピンとか)とかの話もよく聞きますね。

ただ、少なくともこのレンズに関してはAF性能は全く心配無用な気がします

 

AFの合焦速度についてはニコンのレンズだと新型の24-70mmが最速に近いようで、確かにあのレンズに比べるとタムロンのこのレンズは僅かに遅いです。

が、あれは24-70mmが速すぎるだけで、普通に使う分にはタムロンのこのレンズは十分すぎるくらいAFの合焦速度が速いです。

 

気になるAFの精度ですが…

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ほぼ開放(f/3.2)ですが、瞳にガチピンですよ。

主だった焦点距離でひととおり試しましたが、どの焦点距離でもAFの精度は安定しています。

 

あと、こちらに向かってくるネコをAF-Cで撮りました。

いずれも200mmで絞り値はf/3.2。相当被写界深度が浅いですが…

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全部ちゃんと顔にピントがきています。

こういうシチュエーション、レンズのAF性能が高くないとちゃんと撮れないんですよね。撮影結果を見て思わずニンマリ。

このレンズは信頼して使えるレンズだと思いました。

 

 

かなり寄れるのがありがたい

このレンズ、最短撮影距離は0.95mということで思いの外寄れます。

望遠ズームで寄れるということは…

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こういうテレマクロ的な表現もかなりしやすいということですね!

 

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テレ端×絞り開放×最短撮影距離だと相当に被写界深度が浅く、かなりボケます。

 

これまで使ってたニコンの80-200mmは全然寄れなかった(最短で1.8mくらい)ので、同じような焦点距離のレンズなのに全く感覚が違う感じ。

 

 

まとめ:純正にこだわらないなら最良の選択肢

以上、少し使ってみてのレビューでした。

このほか、ちゃんと防塵防滴仕様なので多少天気が悪くてもなんの心配もなく使えるのも素晴らしいポイント。ゴーストやフレアも全然出ません。そして新品価格は純正新型の半額程度と超お買い得。

 

もちろんお金に余裕がある人や、純正の安心感が欲しい人は純正新型を買うのが良いと思います。

が、店員さんも言っていたとおり、このレンズはタムロンの本気を感じます。とにかく写りがいい、AFも正確で速い、そして手ブレ補正は超強力…と、もはやサードパーティだから安かろう悪かろうという次元ではありません。

むしろ純正と比較しても、積極的にこちらを選ぶ選択肢があり得ると思うくらい。それくらいオススメできるレンズです。

 

というわけで、これでようやくわたしの理想のレンズシステムが実現出来ました。

 

あとは超望遠ズームだけあればという感じ。

色々なレンズに手を出してきたわたしですが、やっと沼から脱出できそうです。

 

カメラとレンズに負けることのないよう、手持ちの機材をフル活用して風景・人物・動物と好きなようになんでも撮っていきますよ(ΦωΦ)