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コスプレ写真の基本レタッチワークフロー/Photoshopでのレタッチ編

思いがけずTwitterがバズってしまい困惑しておりますが、気にせず昨日の続きを書きます。

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LightroomとPhotoshopの使い分けについて

Photoshop(以下「Ps」)のお話をする前に、PsとLightroom(以下「Lr」)をどう使い分けるかというお話に触れておきましょう。

 

Lrはどちらかと言えば写真管理に特化したソフトウェアであり、もちろんある程度の編集は出来るものの、画像を根本から変えてしまうような編集には向いていません。

反面、写真の整理・情報管理はものすごく使いやすいので、基本的には撮影後に取り込んだデータの絞り込みと明るさ等の調整、そしてPsでの修正後の書き出し作業がメインの役割になると思います。

 

一方、Psは画像編集に特化したソフトウェアです。例えば別の背景を合成したり、写り込みを作ったりする作業はLrではできないのでPsを使って行う必要があります。

例えばこちらのツイートで使っていただいたお写真の4枚目は撮影の段階から「合成して写り込み作りましょうかー」というお話をしていたので、Psで写り込みを足したデータをお渡ししています。 

  

また、肌レタッチ等もLrで出来なくはないですが、Psでやる方が圧倒的に楽&仕上がりが綺麗なので、Psでやるのがオススメです。もっとも、PsはLr以上に覚えることが多いのでそのあたりが大変ですが…このあたりは私もまだまだ勉強中です。

 

 

①フェイステープを消す

さて、実際にPsでレタッチしていきましょう。まずはフェイステープを消すところから。

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これを消していくためにはスポット修復ブラシを使うのが楽です。というか基本的に肌レタッチではスポット修復ブラシを多用します。

左ツールバーのこのあたりにある絆創膏みたいなやつですね。もし出てなかったら同じ位置のアイコンを右クリックして出てくるリストから選択してください。

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スポット修復ブラシで消したいところを塗ると、塗った場所が黒の半透明になり…

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ソフトが自動判定して近いものを他の部分から引っ張ってきてくれます。

種類は「コンテンツに応じる」を使うと割と良い結果出してくれるかなあという印象です。また、コツはLrで不要なものを消した際と同様、一気にやらずエッジ部分から少しずつ消していくことです。

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これくらい馴染めば遠目から見ても全然分からないレベルになります。

フェイステープはどうしても隠すことが出来なかったりするので、ちゃんと後処理で消してあげるのがベストです。

 

②ホクロとかを消していく

お次はいよいよ肌レタッチです。で、見苦しくて大変申し訳ないのですが、修正する画像は筆者の顔面を使います。

…いや、「修正前の使っていいよwwww」と言われてはいるものの、あまりレタッチする箇所なくて(良い意味で)サンプルにならないのと、やはり肌レタッチ前の他の人の画像アップするのは良心が痛むので、自分の身を犠牲にすることとします。

 

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修正前こんな感じです。これを綺麗にしていきます。

まずはホクロとかの目立つ肌のアラを取っていきましょうか。目立つ肌のアラもスポット修復ブラシが楽です。

 

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こんな感じで塗って…

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無事に消えました。

パッと見で分かるレベルのものは全部スポット修復ブラシで塗っていき、出来上がりがこちら。

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ついでにもみあげのモサモサしてた毛もちょっと修正しました(

それはさておき、わかりやすい肌のアラは消えました。が、まだ全体的に汚いのでもっと修正していきます。

 

 

③肌を綺麗にしていく

目立つアラの修正が終わったら、今度は細かい肌荒れを直していきます。色んな方法がありますが、一番自然になるかなーって思っている方法をご紹介しますね。

Ps始めたての人には何やってるかさっぱりという感じだと思いますので、画像多めでお話していきます。とにかく真似していただければOKです。

 

まずはレイヤーを右クリックしてレイヤーを2つ複製します。

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レイヤーを複製した状態。説明の便宜上、一番上のレイヤー名を「ハイパス」、真ん中のレイヤーを「ぼかし(ガウス)」としていますが、名前はなんでもいいです。

 

まずは2枚目のレイヤーをぼかします。上部メニューの「フィルター」から「ぼかし」を選択し、リストの「ぼかし(ガウス)」を選びましょう。

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こんな画面が出てきます。半径を大きくすればするほどボケますが、個人的には5.0くらいがちょうどいいかなー。

 

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ぼかしをかけたレイヤーだけ表示した状態。

 

次に一番上のレイヤーにハイパスをかけます。これも上部メニューの「フィルター」内にあり、「その他」から「ハイパス」を選択します。

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ハイパスの半径はぼかしで設定した半径と同じ数値でOKです。

 

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ハイパスをかけたレイヤーだけ表示した状態。

ハイパスについてはググっていただければと思うのですが、ざっくり言えば画像の一部分だけはっきりさせるためのものという感じです。

 

次に、ハイパスをかけたレイヤーにレイヤーマスクを追加します。ハイパスのレイヤーが選択された状態で、赤矢印のところをクリックします。

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画像はレタッチ後のもので黒い点がついてますが、レイヤー画像の横に真っ白なものが表示されます。これがレイヤーマスクです。

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レイヤーマスクを追加したら、以下のようにしてハイパスをかけたレイヤーの描画モードをリニアライトに変更します。

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リニアライトへの変更が完了したら、不透明度を50〜60%くらいに調整してください。なお、不透明度を下げれば下げるほどふんわりした感じになります。

 

ここまでが準備段階。あとはブラシモードに変更して、色が黒になっていることを確認したら、肌荒れが気になる部分にブラシを塗っていくだけ!

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そんなわけで作業後がこちら。

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(最初の画像)

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簡単に作業しただけでそこまで詰めてない&等倍なので結構まだアラが残っているように見えますが、これくらい修正かければ拡大しない限り分からないレベルになります。

ましてや上記の例はノーメイクの男の肌です。それでもこれくらいであれば誰でも簡単にレタッチ可能なんですねー。

 

実際の肌レタッチ事例だとこんな感じ。

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(model: @kakkou020619)

上記方法で一層綺麗な肌に仕上げられました。

 

 

④ほうれい線を消す

あとよく問題になるのがほうれい線の消し忘れです。

が、これもスポット修復ブラシでほうれい線をぬりぬりしていけば消えますので詳細は割愛。

 

 

⑤輪郭を変える

これはカメラマン側ではやらない方がいいですが、レイヤーの方々がご自身でレタッチされる場合のご参考として。

Psにはゆがみツールという輪郭そのものを変えてしまえるツールがあります。上部メニューの「フィルター」から「ゆがみ」を選択するとこんな画面が出てきます。

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適当なブラシサイズを選び、気になる部分を押し込んでいったりして輪郭を変えられます。

 

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お遊びで耳を大きくしたりしてみました。

上記例のように、適当にやると時空が歪みますが、上手く使えば全く違和感なく顔を小さくしたりできます。

 

 

まとめ:LrとPsを上手く使い分けよう!

以上、Psでの基本的なレタッチについてでした。

ただ、ここまでやるのは自分でどうしても画像をアップしたいときくらいですかね…。私はほとんど自分のTwitterアカウント等で画像をアップしないので、前回書いたとおり、基本的にLrでの調整を早めに終わらせてお渡しし、肌レタッチ等はレイヤーの方々にお任せしています。

 

Psは使いこなすのが難しい反面、少しずつ使い方が分かってくると本当に色んなことが出来るようになってきます。最初はとっつきにくいですが、基本書とか買って読みながら色々試すといいかなあと。

また、Lrでも出来ることは結構多いです。どこまでLrとPsで作業分担するかが自分の中で出来てくると、レタッチも上手くいきやすい気がします。

 

背景合成だったりの加工テクニックは私も目下勉強中ですので、ある程度自分の中で経験が積めたらそのうちまた書くかもしれません。がんばりまーす!

 

 

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