やをなむ

カメラの話題が中心です。撮った写真とか機材のこととか。

コスプレ写真の基本レタッチワークフロー/Lightroomでの調整編

どうも私です。実に2ヶ月近くブログを放置していたようです。。

言い訳するわけではないのですが、7月とかほぼ毎週撮影のご依頼が入っていた+普通に平日も忙しくてブログどころではない状況でした(

 

そんなバタバタしていた状況も終わり、ようやくブログを書く余裕もできてきたので久々にブログ書きますね。

今回はタイトルのとおり、どうやってコスプレ撮影後のレタッチをするかというお話です。Lightroom編とPhotoshop編に分ける予定ですが、とりあえず今回はLightroomでどう調整していくかというお話。

 

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カメラマンはどこまでレタッチするか問題

本題に入る前に、データのお渡しはどの段階のデータをお渡しすべきか?というところを整理しておきましょう。

 

大きく分けるとデータには

①撮って出しの撮影したままのデータ

②明るさ等を調整したデータ

③肌のレタッチまで行った最終版のデータ

の3種類があり、私は基本的に②の段階でお渡ししています。

 

毎回の撮影でおよそ300枚くらいは撮るのですが、②までなら撮影の翌日には全部終わってお渡しできるかなーくらいの作業ペースで対応してます。

早くお渡しできるに越したことはないのと、肌のレタッチはこちらでどこまでやっていいか分からない&全部やると相当時間がかかってお渡しするのが遅くなるので、②までは最低限やって早めにお渡しするのがいいかなーというのが個人的な印象です。

 

ただし、自分のTwitterアカウント等で画像をアップする際には必ず③までやってからアップしましょうね。この点は色んなレイヤーの方からお話を聞きますが、肌レタッチをせずに無加工でアップするカメラマンはほぼ例外なく嫌われます…_(:3」∠)_

 

中には半目の写真だったり、晴天下の撮影で思いっきり顔に影が落ちている写真をアップされてしまうケースもあるそうで…レタッチですら救えないデータは潔く諦めましょう(

 

 

撮影からデータの最終化までの流れ

さて、いよいよ本題に入ります。

 

Lightroom(以下「Lr」)とPhotoshop(以下「Ps」)を使う場合のコスプレ撮影のデータ編集の流れは以下のとおり。

(1) 撮影

(2) 撮影後のデータ調整作業(主にLrを使う)→お渡し

 

【以下は自分のTwitterに掲載する等、肌レタッチ等が必要な場合】

(3) (2)の調整後データをPsで読み込み、Ps上でレタッチを行う

(4) お渡しまたは掲載

 

 

今回は主に(2)のLr上での調整のお話をします。

作例の完成図はこちら。③(肌レタッチ等の各種レタッチ後)のデータです。

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(model: @kakkou020619)

 

なお、Lr上でのデータ調整は肌レタッチ前のデータを使っていますので、顔にはぼかしをかけています。また、ぼかし画像を含めて掲載している写真は全て掲載許可をもらっています。あしからず。

  

1.撮って出しの確認:レタッチの方向性を検討する

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まずは撮って出しのデータ。

他に撮っている方々とスペースを共有しながら白ホリで撮ったので、機材を置く場所に制限があり、ライトスタンドとかが写り込んでいます。あと全体的にちょっと被写体が暗いかなーという感じ。

 

というわけで、まずは撮って出しのどこが悪いかを確認しつつ、どう修正していくかを探っていきます。

今回の例であれば最終的に被写体以外には何も写っていない状態にして、被写体の明るさをちゃんと確保した状態を目指します。

 

 

2.不要なものをスポット修正ブラシで消していく

まずは写り込んでいるライトスタンドとかを消していきましょう。

これはPsでやってもどちらでもいいのですが、簡単なものだったらLrで消してしまうのが早いかなあって感じです。

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Lrの編集画面。ヒストグラムの下にある、左から2番目のアイコンを選択します。

 

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こういうものが表示されますね。で、消したいところをマウスでなぞると…

 

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こんな感じで、ソフトが自動で背景と同化させてくれます。

たまに変なところがコピー元になることもありますが、コピー元は調整可能なので適宜調整してください。あと、今回はコピースタンプで消しこんでいますが、馴染むなら修復ブラシでもなんでも大丈夫です。

 

コツは一気にやらず少しずつ消していくこと!

 

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というわけでちょっと色ムラがありますが、ライトスタンドと壁の柱部分のラインを消しました。

 

3.トリミングする&周辺減光を調整する

不要な写り込みを消したところ、なんとなく上の余白が気になります。

必ずしも元のアスペクト比を維持する必要なんてないので、思い切って上の余白はばっさり切りましょう

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不要な部分を切って画作りを調整するケースはそれなりにあり、なんだかんだトリミングすることは多いと思うので、撮影段階では最大サイズの画像で撮っておくのが安全です。

 

あとこのあたりは趣味ですが、こんな感じで被写体が中央にある場合や暗めの雰囲気の写真であれば周辺光量を下げると雰囲気出やすいかなあって思います。

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周辺減光により、一層被写体に目線がいくようになりますね。

 

周辺減光を足すには左のパネルの「Lightroom効果プリセット」の中から「周辺光量補正2」を選択するのが楽です。手動でやりたい場合には右のパネル下部にある「効果」から調整しましょう。

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4.明るさ等の調整作業

トリミング前でも後でもいいですが、明るさだったり細かい部分を調整していきます。

 

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今回のケースでは、撮って出しの状態が全体的に暗いので少し明るくする・コントラストを上げる・白い部分のハイライトを際立たせるを主軸に、露光量・コントラスト・白レベル・黒レベルを適宜調整しました。

 

このあたりは何度もやっていくうちに何となくどのパラメータをいじればいいか分かってきますが、最初のうちは自動補正の補正結果から自分好みに各パラメータをいじってみるのが良いのかなあと。

 

なお、明るさの調整はケースバイケースですが、どんな撮影事例でもやっておく必要があるのはプロファイル補正です。レンズ毎に歪みが生じていたりするので、そういう歪みは取っておきましょう。あと、高感度で撮った写真はノイズ軽減も必須です。

 

撮って出しと明るさ等を調整したデータの比較

以上でLr上での調整が完了しました。撮って出しの状態と調整後のデータを見比べてみましょう。

 

【撮って出し】

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【Lrでの調整後】

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Lrで調整するだけでもだいぶ印象が変わりますね!

わたしはいつもこの段階にしてから撮影データをお渡ししています。

 

お次はPsを利用した肌レタッチ等をまとめてみます。次回に続くー♪

 

 

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