来週で今年が終わるというのが全く実感わかない今日この頃です。
さて、D7200と交代でやってきたソニーのα7Ⅱ。
その後標準ズームが増え、何度かお試しで撮影してきてなんとなく感覚がつかめてきたので今回はそのまとめです。
(2018.3.1追記)
α7Ⅱを売却してα7RⅡに移行しました↓
- やっぱり標準ズームは1本ほしかった!
- 実際に撮ってみた:SEL2470Z編
- 実際に撮ってみた:SEL50F18F編
- α7Ⅱはここがいい!
- ここが惜しい!
- どう使うかが明確であればこれ以上ない便利さ。でもフルサイズデビューの一台にするにはちょっと難しいかも。
- まとめ
やっぱり標準ズームは1本ほしかった!
当初50mmの単焦点一本で運用しようかと思ってたんです。
が、日常のスナップを撮るのにどうしても画角が狭いときがあって、流石に標準ズームの1本くらいは必要かなあと思いまして。
フルサイズ対応のEマウントで標準ズームは28-70mmのキットレンズにもなっているもの(上)と、24-70mmのツァイス製でF4通しのもの(下)があります。
ツァイスの方が2.5〜3倍くらい高くて手が出なさそうだったので28-70mmにしようかなと考えつつ、ワイド端28mmスタートはちょっとなあ…とか思っていたら、あるじゃないですかマップカメラさんのアウトレット品が…!
ソニー公式のキャッシュバックキャンペーンも適用でき、そうするとあんまり価格差無くなったのでもうツァイスでいいやーで気づいたら仕事帰りに新宿行ってIYHHHHHしてました。
が、しかし!
α7Ⅱの標準ズームにSEL2470Z(新品)をIYHHHHしてきたんですが、装着してみたらAFも作動しないし絞りも操作できず…。どうもレンズ自体をカメラが認識していないようなので、電子接点あたりの不良なのかなあと。つらい(:3冫 ノ)ノ pic.twitter.com/MG8sNHM27a
— やをなむ (@ywnm8076) 2016年12月17日
まさかの初期不良品に遭遇しました。
これは流石に焦りましたね…。
2週間以内なら初期不良品を交換してもらえるとのことだったので、店頭に持ち込んで交換に。こういう対応含め、やっぱりレンズとか買うときは信頼のおけるお店で買うのが1番です。
実際に撮ってみた:SEL2470Z編
ここからは作例を。
初期不良品交換してもらってそのまま猫撮りに行ってきました。
(α7Ⅱ, Sony Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z, ISO800, mm, f/5.0, SS1/1600)
(α7Ⅱ, Sony Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z, ISO320, 33mm, f/4.5, SS1/1000)
心地好さそうに寝てた猫。ポジションがしっくりこなかったのか、何回も動いてました。
チルト液晶はこういうときに便利ですね。今までノーファインダーで勘でフレーミングしてたのが、ちゃんと画面見ながらフレーミング出来ました。
(α7Ⅱ, Sony Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z, ISO800, 67mm, f/4.5, SS1/5000)
別の猫。落ちてるゴミが気になるのか忙しく動き回ってましたが、EVFでもそんなにタイムラグを感じずに撮れました。
(α7Ⅱ, Sony Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z, ISO200, 70mm, f/4.5, SS1/500)
のびのびリラックス。
(α7Ⅱ, Sony Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Z, ISO200, 66mm, f/5.0, SS1/500)
こちらは貫禄たっぷりな猫。モフモフしてました。。
あまりにネットでの評判が良くないので実際撮ってみるまで結構不安だったこのレンズですが、完全に杞憂でしたね_(:3」 ∠)_
コンパクトにまとめられて十分な写り、良いですよこれ!
実際に撮ってみた:SEL50F18F編
お次はボディと一緒に買った50mm単焦点。
(α7Ⅱ, Sony FE 50mm F1.8 SEL50F18F, ISO1600, 50mm, f/1.8, SS1/6)
まずはこれ。シャッタースピードは1/6秒です。
手ブレしないシャッタースピードは一般的に1/(焦点距離)と言われますが、これだけ低速のシャッタースピードでも手ブレしないとは恐るべし…。
(α7Ⅱ, Sony FE 50mm F1.8 SEL50F18F, ISO125, 50mm, f/3.5, SS1/8)
ボディもレンズも小さいので、テーブルスナップも気軽にできます。
やっぱりD810みたいな大きなボディ取り出すのが躊躇われる場面は多いんですが、その点α7Ⅱのサイズ感は絶妙ですね。
(α7Ⅱ, Sony FE 50mm F1.8 SEL50F18F, ISO100, 50mm, f/11, SS6.0)
手すりの上にのせて長秒露光。
ボディが小さいと、三脚がなくても少しのスペースにカメラを置いて長秒露光に挑戦できます。
(α7Ⅱ, Sony FE 50mm F1.8 SEL50F18F, ISO100, 50mm, f/4.5, SS1/6)
ミッドタウンのイルミネーション。これももちろん手持ちです。
これだけ手持ちで攻められると、もはや手ブレしない焦点距離というのが分からなくなってきます…笑
いわゆる撒き餌レンズなんですが、ちょっとAFが遅くてうるさいことを除けば値段以上の写りだと思います。あとやっぱり小さくて取り回しが楽ですね。
α7Ⅱはここがいい!
というわけでいろいろ見ていただきましたが、とりあえずミラーレス機ではあるものの、通常の一眼レフ機と同じように使える&写るというのを実感しています。
D7200やD810と比べていいなあと思うのは以下の点。
- フルサイズ機なのにとにかくコンパクトなシステムを組める→気軽に持ち出せて気軽に撮れる
- ボディ内手振れ補正が強力&どのレンズでも手振れ補正が効いてシャッターチャンスに強い
- MF時にEVF内でピント位置拡大が入るのでピント合わせが容易
- AFロックと同時にプレビューが表示されるのでどれだけボケるか等、撮影後のイメージが持ちやすい
- チルト液晶は便利。特に猫撮ったりするときは必須レベル
- 圧倒的に軽くて長時間の撮影もラクラク
やっぱり小さいって正義だと思うんです。
あまりの持ち出しやすさに最近ずっと仕事用のカバンに入れっぱなしで、仕事帰りにちょっとイルミネーション撮りたいなとかそういうときにすぐ向かえる機動性の高さはミラーレスならでは。
あとはミラーレス機のメリットを最大限いかされている気がします。ボディ内手振れ補正やMF時のピント位置拡大は本当に助かります。
ここが惜しい!
基本的に高いスペックであまり不満を感じないα7Ⅱですが、何点かもう少し改善点あるなというのも事実。まとめるとこんな感じです。
- 一眼レフ機との比較では、電池の減りが早いとかいうレベルじゃなく電池が減ります。とはいえ、この点はミラーレス機なら仕方ないかなともいう感じ。
- 本体のセットに充電用のUSBケーブルは付属しますが、充電アダプターは付属しません。USBケーブル経由での充電時は本体が使えないので、アクセサリーとして買い足す必要があります。
- APS-C向けのEマウントレンズは充実していますが、フルサイズ向けとなるととにかくレンズの選択肢がありません。そしてどれも高い…私みたいにサブ機運用したい人や、これでフルサイズデビューする人も少なからずいると思うんですが、レンズの選択肢の少なさ、そしてエントリークラスのレンズがほぼないことがかなりネックな気がします。
- 慣れや設定の問題かもしれませんが、ときどき操作しにくいなと思うときがあります。特にフォーカス点の操作がなかなか慣れません。
欲を言えば更にあとタッチパネル付いてれば最高なんですが、それは次世代機ですかね。
(2018.3.1追記)
上記デメリットを全部解消してきた後継機が発表されたので書きました↓
どう使うかが明確であればこれ以上ない便利さ。でもフルサイズデビューの一台にするにはちょっと難しいかも。
以上、思ったことをつらつらと書き並べてみました。
私みたいに最初からサブ機として割り切って使ったり、一眼レフは重いから嫌だけど画質もこだわりたい、といった方々にはこれ以上ない選択肢だと思います。
繰り返しますが小さいは正義です。あまり荷物にならずどんなところでも持って行けるこの軽快感は素晴らしい。。
しかし、これでフルサイズデビューするぞ!という方にはあまり向かないかもしれません。理由はやっぱりレンズの選択肢の少なさ&高さ。
ニコンやキヤノン、そして同じソニーでもAマウントはサードパーティ含め、安価なものから最高級品まで選び放題です。
それなりに画角を揃えたいけどいきなり高いのはちょっと…というときにでも安価なレンズがあれば試せるんですが、フルサイズ対応のEマウントはほぼ無理ですね。。
そしてレンズを性能のいいものにすると当然レンズも巨大化します。
レンズが重くなればフロントヘビーになる、重量の調整でバッテリーグリップ買う…とかしてると、サイズも重量も結局普通の一眼レフと変わりません。。
もしEマウントのAPS-C機を使っていてフルサイズデビューに悩んでいる方がいれば、フルサイズ対応のEマウントレンズがあまりない状態なら、いっそメーカー変えてニコンのD610やキヤノンの6Dなんかも選択肢としてアリなのかなあという気も。
ちなみにキヤノンもシグマ製の良いマウントアダプターが出てるので、のちのちサブ機運用でEマウントのボディ買ってもレンズ資産活用できて良さそうですね。
(2018.3.1追記)
書いた当時は上記のとおりだったんですが、色々状況が変わったのでアップデートの記事を書きました↓
まとめ
いろいろ書きましたが、デメリットを差し引いてもとにかくいいカメラです。
日々のちょっとしたスナップはα7Ⅱで、気合い入れて撮影するときはD810で、それぞれの良いところをいかした撮影をしていきたいです!